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病院紹介 : 院長だより

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院長挨拶

院長

井之頭病院のホームページへようこそおいでくださいました。
私は、平成21年7月26日から院長になりました菊池 健(きくち けん)と申します。昭和60年に慶應義塾大学医学部を卒業、精神神経科学教室に入局しまして、昭和61年から井之頭病院に勤務いたしました。平成14年からは青梅慶友病院、よみうりランド慶友病院で老人医療、終末期医療に携わり、平成19年春に井之頭病院に戻って参りました。

現代はさまざまなストレスを抱えて生活していかなければならない時代です。眠れない、気分が憂うつだ、何をしても楽しくない、イライラしてしまう、周囲の人と上手く付き合えない、お酒を飲みすぎてしまう、友達ができない、過食が止まらない、老後の心配など、みなさんの心の悩み、問題、重荷を少しでも軽くするお手伝いをいたします。まずはお気軽に受診してみてください。スタッフ一同お待ちしています。

おかげ様で昨年度は1年間に約1000名もの多くのかたに入院治療を利用していただきました。入院治療では、チーム医療といって、医師の他に看護師、精神保健福祉士、薬剤師、作業療法士、栄養士等多くのスタッフがチームを組んで治療にあたります。
また外来通院治療では、デイケアやデイナイトケア、訪問看護などの利用についてもご相談に応じています。
利用者のみなさんにより良い精神科医療看護サービスが提供できるように、スタッフ一同日々研修に励んでいます。井之頭病院はアットホームな雰囲気の病院です。どうぞよろしくお願いいたします。

常任理事・院長
菊池 健

院長だより

2008年8月

患者様の社会復帰に向けて


当院では従前より基本方針の中に「患者様の社会復帰促進」を据え、患者様が早期に退院し地域で生活できるように努めて参りました。この方針は地域の方々にも理解していただき、次第に成果も上がってきております。
また、行政も退院促進については力を入れており、診療報酬の面でも、長期間入院している患者様に積極的に退院していただく取り組みをしている精神科病院が評価されるようになってきました。
たとえば精神科地域移行実施の施設基準が今年度から始まり、当院は平成20年7月からこれに該当することができました。具体的には入院期間が5年以上になる患者様の退院を進めることが必要になりますが、これは簡単なことではなく、諸事情で長く入院している患者様は病気の後遺症が重かったり、ご家族や住居などの条件に恵まれていなかったりで、退院のハードルが高い方が多く、病院内だけでなく市町村や各種団体との連携、そして地域の方々のご理解とご協力があって初めて実現すると言うのが実情です。
当院は今後も、患者様の社会復帰促進を積極的に進めて参りたいと思っています。地域の方々、市町村、各種団体の方々にはご理解とご協力に感謝申し上げますとともに、これまでと変わらぬご支援をお願い申し上げます。

(2008年8月)
財団法人 井之頭病院
院長 神定 守
2006年12月

ストレスを前向きに見直してよりよい精神医療に役立てたい


☆医療受診者のストレスに配慮して日常の診療に気配りしたい
私は精神科臨床で多くの患者さんや家族の方々に出会いました。また、いろいろな医療従事者たちと一緒に仕事をしてきました。そして、医療関連のストレスは大変なものだと感じています。 まず、医療サービスの受診者、患者さん自身と近親者には直接に種々の負担がかかります。患者さんにとっては、医療が必要になったこと自体でも、すでにかなりのストレスがあるわけです。仕事や学習を休んだりすれば、時間的にも経済的にも負担になります。病院やクリニックまで受診に来ることも、交通手段だけでなく気持の上でも、患者さんや家族のストレスになり得ます。病院に着いてからも、受診の手続き、問診時にどのような話をしたら良いのか、病名や経過や予後はどうなのか、治療のためには何をすればよいのか、次回の予約や会計の手続き、治療薬剤受け取りと薬剤使用法の情報、入院が必要な場合の手続き、などなど多くの事柄が受診者や家族にとっての課題や疑問や心配事であり、ストレスになる可能性があります。 種々の職種の医療従事者たちは、このように多くのストレスが受診者や家族にあるのだと気付くことが必要です。そして、これらの他にも受診者にとっては多様なストレスがあり得ることを考えて、十分な配慮をしながら受診者や家族の身になって心配りが出来ると良いなあと思います。

☆医療従事者にも種々のストレスがありますが、燃え尽きないようにしたいですね
医療従事者のストレスについては『燃え尽き症候群』という言葉が有名です。これは、がん病棟の熱心な医療スタッフが疲れ切ってしまうことについて言われました。しかし、最近では、がんの治療だけでなくて、多くの医療場面でのストレスがとても強くなっていると思うのです。ストレスが強く生じ易いのは、仕事や生活状況が急に大きく変化したときにもあることです。 精神医療においても最近の十数年間で沢山の大きな変化がありました。たとえば、地域医療の改革、チーム医療の重要性、社会参加の促進、訪問看護、入院患者さんの高齢化、長期入院からの退院促進や在院期間の短縮という問題、また、非定型抗精神病薬の開発などなど、そのほかにも多くのトピックスや変化がありました。それらすべてをストレスと呼ぶのは適当でないと考えますが、勉強や検討が必要な新しいことが次々と増えるのは、やはり一種のストレスにもなり得るでしょう。精神医療の仕事にもいろいろなストレスがあり得るでしょうが、何とかして上手に切り抜けて、私たち自身が燃え尽きないようにしたいと思うのです。

☆こころとからだの総合医療の難しさ、そのストレスを何とかして前向きに見直したい
精神障害の患者さんについても心身両面の状態を総合的に検討する必要があります。また、医療従事者自身も、自分の心と身体の健康を保ちながら、患者さんの心と身体の健康を守るという仕事をするためには膨大なエネルギーを注ぐ必要があると思います。ストレス研究で有名なハンス・セリエは、「ストレスについて一番大切なのは人間関係です」と言っています。精神医療チームのいろいろな人たちがお互いに良い人間関係を保って行く努力をすることも大切でしょう。精神医療は大変な仕事だと感じますが、ストレスがいっぱいあっても、出来るだけ前向きに見直すようにしたいと念願するのです。(2006年12月)

(2006年12月)
財団法人 井之頭病院
院長 浅井昌弘
2005年4月



病院機能評価認定証の到着

まず最近の嬉しいニュースをお知らせします。それは、日本医療機能評価機構から平成17年3月28日発行の「病院機能評価認定証」が到着したことです。この病院機能評価について私は何もしていないのですが、井之頭病院ではこの2年余にわたって審査を受けるための準備が熱心に行なわれて来ました。その準備は、昨年10月に病没された「橋本元秀院長」が先頭に立って進められたのです。そして、理事長の齊藤昌治先生をはじめとする井之頭病院の職員の皆が非常な尽力をされた成果が、今回の病院機能評価の認定合格となったものです。
 これで井之頭病院は病院としての機能が一定以上の水準にあると評価されたことになります。しかし安心はできません。今後5年間にわたってこの水準を維持し、さらに向上させて5年後の再評価にも合格するというより高い課題ができたのです。
昨今の精神医療に関する状況は種々の点で大変に厳しくなっており、また急速に変化しつつあります。とくに今年(2005)から来年(2006)にかけては、精神医療や福祉制度の構造変革とも言えるような急激な大変動の波が、次々と起こって来る可能性も考えられます。

個人情報保護法施行への対応

目下のところ、個人情報保護法が本年4月1日から施行されたことへの対応が重要な課題になっています。そのための個人情報保護委員会を立ち上げて取り組んでいるところです。患者様への「お知らせ」の掲示や印刷物作成、相談窓口の設置、職員の研修および院内規則やマニュアルの作成、研修生や出入業者への対応などと沢山の問題があります。
しかし当院ではすでに病院機能評価受審のために種々の委員会活動やマニュアル作成を行なって来ていますし、「個人情報保護」についても病院機能の一環として整備されている事柄があるのです。
たとえば、すでに当院の外来では患者様の名前を呼ばないような工夫もされています。実際には、銀行窓口方式の発券機と番号表示灯を使用しており、外来患者様の診察順を診察室別に、「第2診察室の3番の方どうぞ」というようにお呼びしているのです。これは病院機能評価受審にも必要なことですが、それは同時に個人情報保護をはじめとして多くの面で病院機能の向上に役立っているという一つの実例だと思います。


今後に予定がある制度変更や法案関連事項

精神医療や福祉に関して厚生労働省等で今後に予定されている主要な制度変更や法案関連事項の中には次のようなものもあります。障害者自立支援法案の制定によっては、平成17年10月から通院公費負担医療が見直され、自立支援医療費の支給制度になることが考えられています。それに関連して精神保健福祉法その他の関連法規にも改正がありうるとのことです。このように多くの難しい課題があるという状況になっています。

私は誠に微力ではありますが、出来る限り一生懸命に努力したいと思っています。いろいろなことについて勉強して行きますので、何とぞ宜しくお願い申し上げます。

(2005年4月)
財団法人 井之頭病院
院長 浅井昌弘

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